CASE.4 三沢
青森県三沢には、米軍の空軍基地があります。元々三沢飛行場は日本の航空自衛隊と民間の航空会社も使っており、様々な機体が見れる飛行場だったのですが、現在は軍事用のみに使用されています。航空機ファンの僕としてはそんな珍しい光景が見られなくなったのが残念なのですが、米軍機は函館の空港に緊急着陸することも多いようなので、函館に行く際は注意して見ておこうと思います。三沢は奥地の方にあり、周辺は都会ではありません。そんな地域ではなおさら、基地への反発などもあるのかもしれないな、と思っていたのですが、実際訪れた時に地域の人々と話していると、良好な関係であるのが伺えました。基地で開催しているイベントに行くと、昼食や軽食を近くの飲食店でとることになります。そういうお店では、やはり軍人さんたちが経済を回してくれている、という意識が強いようですね。
一応ですが、基地があることに関連する地域の治安問題については、規定の法律に則り解決されることになっています。
<引用:wikipedia「治外法権」>在日米軍基地および公務中の構成員・軍属は、協定により日本の裁判権の管轄外とされている(刑事特別法)。<引用終>
米軍基地と基地内に駐留している米国人には基本的に日本の法令は適用されません。ここでの「協定」とは「日米地位協定」のことで、基地の運営や駐留米国人の法的地位等は、日米地位協定によって定められ、地位協定の運用は、日米両国政府間で協議する、という決まりです。
さて、三沢では基地ツアーや航空科学館など、マニアには非常に嬉しいイベント・施設があります。航空科学館では、間近に実際の飛行機を見たり触れたりすることができます。子供は喜ぶのではないでしょうか?僕はまだ自分の子供を連れて行ったことはないのですが、下の子が小学生くらいになったら必ず家族を連れて行こうと考えています。科学館は三沢空港に隣接した「三沢市おおぞら広場」の一角にあり、晴れていると雄大な景色に感動します。日本の航空史や科学を体験することもできるので、家族連れに非常におすすめです。
参考:青森県立三沢航空科学館